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2017年9月の展覧会スケジュール
8月10月

8月29日~9月3日

出口 朝子展
NOTE』/ Asako Deguchi

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毎日すこしずつ描く。
日常をすこしずらす。

note…覚書き、音色、(鳥の)さえずり、音符、(隠れているが本質的な)要素、態度…etcの意味。

作家略歴

1975年 石川県金沢市生まれ
1997年 京都精華大学美術学部日本画専攻卒業
2001年 兵庫県西脇市サムホール大賞展入選
2004年 個展(アートスペース虹、京都)
2006年 個展(ギャラリー山口、東京)
2007年 グループ展出品(LuxGallerie、東京)
2008年 グループ展出品(LuxGallerie、東京)
2009年 個展(アートスペース虹、京都)
2012年 個展(アートスペース虹、京都)
2014年 個展(アートスペース虹、京都)
2015年 個展(アートスペース虹、京都 )
2016年 個展(アートスペース虹、京都)、 堂島リバーアワード入選

9月5日~9月10日

和田 香世 展

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巡る季節が連れてくる懐かしい感覚というものがあります。長く伸びた雑草を見ると同時に、これまでのいくつもの夏を思い出すようなそれは、身体的な記憶を引き出すものであり、深いところにある感情とも結びついています。
絵を描きながら、この懐かしい感覚が画面の中に垣間見える瞬間があり、それが自分の感情表現につながっています。ただそれを壊さないように大事に描きあげても、当然ながら見たことのない新しい絵が出来上がります。季節がいつも新しく巡るように、それは自然なことのように感じます。

作家略歴

1985 京都府生まれ 
2015 京都教育大学大学院教科教育専攻美術教育専修修了
個展
2915 アートスペース虹(京都)
グループ展
2010~14 京展入選
2011  ’12 上野の森美術館大賞展入選
2011   こみまる展 特別賞受賞
2012   浜屋敷アートフェスタ出品
2013   京都教育大学卒業修了制作展
2015   駅ナカアートプロジェクト くいな橋駅
2015   Timelake05 森の中の湖(art spot korin)

9月12日~17日

申 芳礼 展「 黄金線 」

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原始、人は宇宙との交信手段として線を描いた。
近代、人は自由に想像を創造する手段として線を描く。
人は、この世に有るものや無いものとのコミュニケーションを欲望し、知りたい、願いたい気持ちを線に乗せて、放ち、捕まえようとする。

その線のたどり方を凝視するならば、線の線が見え、色がその個性を表す。
「繋がる」「続く」「残る」線が生まれたその痕跡やそれぞれの色の交信は、抽象的な関係から独立し、翻訳され、こちらにに語りかけてくる。
線は線自身によって描かれ生き残る。そこに計算と乾いた答えはない。湿度を生み、ヴォリュームが生まれ、発展し、変身する。
線は絶えず治療と治癒を促し、自らを再構成し、自由な未来を切望している。今は動かずじっと待っていなくてはならない。丁寧で優しい眼差しが必要である。
線は遠くて近い自身の宇宙への接近であり、神経を自由空間へ解放するものである。

私たちは今日までよく戦い生き残ってきた。
血と骨のために血と骨と、愛する者のために愛する者と、思い出のために思い出と、悲しみのために悲しみと、日常のために日常と、生きる場所のために生きる場所と、歴史のために歴史と、希望のために希望と、自由のために自由と、よく戦い生き残ってきた。

The Golden Line
Primitive people in tune with their universe used "line" for communication.
Today people freely use line to express their imagination.
Things that exist, things that don't exist, desiring communication, the need for
knowledge... investing in line the wishful feeling to fly, to grasp.
Following the root of the line, there is the line itself that can be seen. Its color,
its character.
"A connection", "a continuum", "it remains" the line from the moment of coming
into being, its context, its color, data... comes into being from the abstract,
liberated to talk to us.
The line, the line itself illustrates and survives.
There, there is no calculated, nor dry answer.
Absorbing moisture, raw, voluminous birth, it develops and transforms.
The line maintains, nurturing and healing, reinvigorating itself seeking a free
future.
For now, it is still, it needs to wait. It needs the polite, gentle gaze.
Line is the distant, yet intimate encounter with its own universe and a release of
sensation to free space.
We, have to this point, fought well and survived.
For blood and bones, blood and bones;
For loved ones, loved ones;
For memories, memories;
For sadness, sadness; for everyday, everyday; For a place to live. a place to
live;
For history, history;
For freedom, freedom.
For hope, hope.
We have fought well and survived.

« Ligne d’or »
Aux temps premiers, l’être humain trace des lignes pour communiquer avec l’univers.
Aux temps présents, l’être humain trace des lignes pour donner librement forme à sa propre imagination.
Il désire en ce monde communiquer avec ce qui existe et n’existe pas. Il se laisse porter par les lignes, les abandonne ou cherche à s’en emparer. Il veut savoir. Il est lesté d’espérances.
L’observation attentive de la destination d’une ligne te fera voir la ligne de la ligne, et la couleur qui en exprime le caractère. Communication des couleurs, traces à l’origine de ces lignes qui «relient», «poursuivent» ou «laissent», c’est de cette relation abstraite qu’elles parviennent à l’autonomie, sont traduites et nous parlent.
La ligne subsiste de se tracer ligne d’elle-même. Il n’y a ni calcul ni réponse sèche. Elle engendre l’humide, le volume se déploie en naissant et se transforme.
La ligne soigne et apaise, ne connaît aucun répit, toujours elle se redéfinit d’elle-même, en elle-même : elle est le désir d’un avenir libre. Elle ne peut plus demeurer immobile, attendre. Il lui faut un regard bienveillant, un regard attentif.
La ligne est une approche de nos propres univers si proches d’être si lointains, elle ouvre un espace de liberté à nos sensibilités.
Nous avons combattu et survécu jusqu’à aujourd’hui.
l’os et sang pour l’os et sang, l’amour de ceux que l’on aime pour l’amour de ceux que l’on aime, le souvenir pour le souvenir, la tristesse contre tristesse, l’ordinaire du quotidien pour ce quotidien, le lieu où vivre pour un lieu où vivre, histoire contre histoire, nous avons combattu l’espoir pour l’espoir, liberté pour liberté et nousavons survécu.



作家略歴

1970年長野県生まれ。高校卒業後、祖国韓国へ渡る。延世大学新聞放送学科を卒業。日本に戻り数年間の様々な社会経験を経て、独学で美術を始める。日本・韓国・フランス、現在はロンドンにて居住し制作を続ける。絵画、オブジェ、インスタレーション、映像。

Born in Nagano Prefecture in 1970.
Moved to my homeland, Korea after finished the high school.
Received BA in Mass Communication at Yonsei University.
After back to Japan, became self taught artist after many years of diverse
social experiences.
Lived in Japan, Korea, France, now residing in London, England.
Painting, sculpture, installation and video arts

Profil : Née en 1970 dans la préfecture de Nagano. Après la fin de ses études secondaires, elle part en Corée du sud, pays de ses parents. Diplômée du département journalisme et médias de l’Université Yonsei, elle rentre au Japon où elle apprend la vie avant de se consacrer à l’art qu’elle a étudié en autodidacte. Elle poursuit une activité artistique entre le Japon, la Corée du sud et la France et vit actuellement à Londres. Son champ artistique articule peinture, objets, installation et video.

9月19日~10月1日(月曜休廊)

「ときを掬ぶ」cross border works 遊糸

一人ひとりの固有の時間の流れの中にある を掬い上げてみる。 それはたぶん、観念と感覚の間にあり、螺旋的に重なり合うもの。 他者の時間や表現と重なることで新たに立ち現れる景色と出会い、物語の組み替えや位相の転移を引 き起こす。
そして、それはきっと、あなたの中にある と共振する。イメージ
cross border works 遊 糸
子蜘蛛が、円居(まどい)から旅立つ時、吐き出した糸に乗って空を飛び、たどり着いた場所 で生活を始めるそうです。それは、近くの草むらや、木の枝であることが多いそうですが、中に は高く上空に上がり、ハルカカナタまで飛ばされることもある、ということです。
遊糸とは、この風に乗って未知の世界へ旅をする糸の呼び名から来ています。まだ名もなく意 味付けされていない、生み出されようとするものことに向けて、それぞれの眼差しが交差すると き、既成の価値に収まらない、新たな創造的なものが見えてきます。未知の世界へつなげ、広げ るきっかけを生み出す基地、現代の商業化された大学では不可能と思われる、とんでもないこと を次世代のために実現する作戦本部を目指します。そして、その本部を遊糸洞(ゆうしどう)と します。

詳細は プレスリリース(pdf)をご覧ください。

遊糸 発起人:
小清水 漸(彫刻家・代表)
上田 順平(やきもの作家)
児玉 靖枝(画家)
山口 尚(ゲームクリエーター)
吉川 直哉(写真家)
吉村 誠(メディアプロデーュサー)
ゲスト・アーティスト:北川 淳一( テクノロジーアーティスト )

◆関連イベント
トークイベント:「ときを掬ぶ」遊糸メンバーによるトークセッション
日時:9 月 26 日火曜日 19:00~20:30
会場:良恩寺(京都市東山区粟田口鍛治町 7)
同時開催展:「ときを掬ぶ //遊糸洞」
会期:9 月 29 日(金)、30 日(土)、10 月 6 日(金)、7 日(土)、8 日(日)
17:00~20:00
会場:遊糸洞 大阪市北区堂島3−2−19松岡ビル1F

出品者略歴

小清水漸(KOSHIMIZU Susumu)
1944 年愛媛県宇和島市生まれ。1966 年から 1970 年まで多摩美術大学彫刻科在籍。現在は、京都、大 阪、神戸を拠点に活動しています。1960 年代後半から木、石、紙、土、水、鉄などを用い、物質と人 の関わりを重視した作品を制作してきました。1970 年前後の美術動向「もの派」の中心的アーティ ストであり、ベネチアやサンパウロのビエンナーレを始め国内外の展覧会で活躍しています。主な個 展に「小清水漸展 彫刻・現代・風土」(岐阜県美術館、愛媛県立美術館、1992 年)、「小清水漸 石 の木の水の色」(久万美術館、2005 年)、「雪のひま」(東京画廊、2010 年)など。主な受賞に、1981 年平櫛田中賞、1988 年芸術選奨文部大臣新人賞、2004 年紫綬褒章、2007 年京都市文化功労者、など。 主なコレクション:国立国際美術館、東京国立近代美術館、京都市美術館、東京都現代美術館、豊田 市美術館、TATE MODERN(ロンドン)、など。京都市立芸術大学名誉教授。

上田順平(UEDA Jumpei)
1978年大阪府堺市生まれ。2003年大阪芸術大学美術学部工芸学科陶芸コース卒業。 2005年京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科陶磁器専攻修了。2010年五島記念文化財団研修員 としてメキシコに滞在。 2000年代より焼き物を用い、やきものが持つ文化や歴史、「うつわ」という概念や物質性、機能と用、 文明と環境についての問いから、その関係性に着目した作品を制作しています。主な個展に「コウキ ュウスキン」「チャンポン」(ギャラリー16、2004年、2006年)、「パチモン」「カンゲン」(イム ラアートギャラリー、2008年、2010年)「リン/テン」(京セラ美術館、2017年)など。国内を始め、 メキシコ、アメリカにて展覧会に参加しています。宝塚大学講師。

児玉 靖枝(KODAMA, Yasue)
1961 年生まれ。1986 年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。1986 年アートスペース虹 (京都)で初個展を開催以降、京阪神や東京の画廊での個展を中心に発表。日常の中で感受する非日 常的光景をモチーフとし、具象のなかの抽象性を際立たせることで存在の気配を喚起させる絵画を描 きながら〈まなざし〉を問う試みを続けている。主なグループ展は、1995 年「視ることのアレゴリ ー1995」セゾン美術館(東京)、2002 年「未来予想図―私の人生☆劇場」兵庫県立美術館、2010 年「プ ライマリー・フィールド:絵画の現在―七つの場との対話」神奈川県立近代美術館葉山、2015 年「ほ
っこり美術館」横須賀美術館。

山口 尚(YAMAGUCHI, Takashi)
1967 年尼崎市生まれ。大阪学院大学卒業。外資系家庭用ゲーム会社にて家庭用ゲームのプロデュー サーを経て、ドワンゴでは、日本で先駆けて、PC 向け MMORPG の開発およびプロデュースを担当。そ の後、多くのゲーム開発を行いつつ、宝塚造形芸術大学(現宝塚大学)教授として教育に携わり、芸術 への思いを強く持ち、映像作品を発表するようになる。 株式会社シェイクハンズ代表 株式会社エン ジンズプロデューサー。
吉川 直哉(YOSHIKAWA, Naoya)
1961 年生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業、大学院芸術文化研究科前期修了。文化庁派遣芸術家在 外研修/サウスハンプトン大学客員研究員。チビテララニエリセンター(イタリア)アーティスト・ イン・レジデンス、秋吉台国際芸術村アーティスト・イン・レジデンス(山口)選考。テグフォトビ エンナーレ 2016 芸術監督(韓国)。大理国際写真祭(中国)、カサブランカ・ビエンナーレ(モロッ コ)他、国内外でコンセプチュアルな写真を発表。

吉村 誠(YOSHIMURA, Makoto)
1950 年山口県生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、朝日放送に入社。主な番組担当に「シャボ ン玉プレゼント」、「新婚さん!いらっしゃい」、「晴れ時々たかじん」、「ワイドABCDE~す」や「M -1グランプリ」の創設プロデューサー。多くの映画製作・宣伝にも携わり、自身プロデュースの代 表作は『血と骨』(2004 年)、『秋深き』(2008 年)。宝塚造形芸術大学教授を経て、現在は同志社女子 大学等で講義。近著に『お笑い芸人の言語学〜テレビから読み解く「ことば」の空間』。

北川 淳一 (KITAGAWA, Junichi)
1986 年大阪府茨木市生まれ。宝塚大学大学院メディア造形研究科メディア・コンテンツ専攻修了。 ゲーム、プロジェクションマッピング、バーチャルリアリティ(VR)、プロモーションビデオなどの デジタル技術を駆使した分野でのアート作品や商業作品の制作活動を行っている。 主な作品として「川西市 60 周年記念プロジェクションマッピング」「第 6 回 全国工場夜景サミット OP 映像」「human note with friends『未来へ』PV」「ATC ロボットストリート サイネージ映像」など。 作家活動としては、丹波篠山・まちなみアートフェスティバル(2015 年、2016 年)にて、山口尚と共 に「食卓プロジェクションマッピング」(2015 年)と「葛藤」(2016 年)を制作し展示を行う。宝塚大 学助教。

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