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9月の展覧会スケジュール
8月10月

8月30日(火)〜9月4日(日)

田中 奈津子 展 「繋ぐ、結ぶ、続く、絵」

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音楽室の肖像画、ヘンデル、バッハ、ベートベン、、、。
音楽を聴けば、その輪郭線は一気に揺らいだ。
音は私という境界線を超えて移動し、
全員が、調和し、繋がっている。

アトリエへ行くと、昨日の私の描きと再会する。
時に落胆、時に喜び舞い上がる。
鏡がなくても、私が私を確認できる、描き手にはそんな時間がある。
描くことが昨日と今日、明日を、結んでいく。

深夜に自宅へ帰る途中、いつも月を見る。
同じ円のかたちなのに、毎日違って見える。
見ている私の眼球も円、立っている地球の円、反対側の太陽まで円、、、。
月から私、太陽まで相似形が続く。

「絵」という漢字には、五色の糸で美しい織物を縫うという由来がある。
「Painting」よりも、「タブロー」よりも、
糸偏の、「絵」という字が、気に入っている。

作家略歴
1981年 福岡県北九州市生まれ
2007年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
2008年 グループ展「ペインティングの恋人」/海岸通ギャラリーCASO、MEM(大阪)
2009年 「私湯」/MEM(大阪)
2010年 京都オープンスタジオ
2011年 「デコレーション」/アートスペース虹(京都)
2012年 「豊かな絵」/アートスペース虹(京都)
「あれから、そして、これから」 山本俊夫、藤原康子、田中奈津子/ギャラリーモーニング(京都)
2013年 「Fantasy for Adults」/アートスペース虹(京都)
「悦ばしき知覚」 関口敦仁、山部泰司、松井沙都子、田中奈津子/galerie16(京都)
2014年 「わたし壷世界」/アートスペース虹(京都)
 つくってみたかったもののおみせ/同時代ギャラリー スタジオ1928(京都)
2015年 「きょうの壺」 マネックス証券Art in the office 2015 審査員特別賞
「掲示板アート」 片淵綾香、山本恵、田中奈津子/高尾小フェス2015(京都)
2016年 二人展「SPECTRA」 鷹木朗、田中奈津子/ギャラリー恵風(京都) 他

9月6日(火)〜11日(日)

来田 猛 展 「光の輪郭」

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写された断片的なイメージを通して、そこはかとない光の姿を見出したいと思っています。

作家略歴
2000年より絵画作品等の複写撮影の機会を通して写真に触れ、
美術大学入学後は写真を表現の主軸とし、制作発表を行う傍ら、
美術作品の記録撮影を始める。
2011年の大学院修了より美術に関する様々な記録活動を本格的に開始する。
2015年より表現活動を再開する。

1981 京都生まれ
2006 京都市立芸術大学美術学部構想設計卒業
2011 京都市立芸術大学大学院造形構想修了

展覧会歴
2015 Flowers/華道家 杉田一弥とのコラボレーション展| ギャラリー白,大阪
2011 ルネサンス—京都・映像・メディアアート| 京都芸術センター,京都
2011 shashin? | TEZUKAYAMA Gallery,大阪
2011 epiphany | de sign de,大阪
2011 京都市立芸術大学修了制作展(大学院市長賞)
2010 京都市立芸術大学制作展(奨励賞)
2009 out of noise|大覚寺,京都
2008 線という形 闇という色/白子勝之との二人展 | 西行庵,京都
2007 open front | 同時代ギャラリー,京都
2006 京都市立芸術大学卒業制作展(市長賞)

9月13日(火)〜18日(日)

申 芳礼 展「 幻覚  Hallucination  」SHIN YOSHIREI

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目で、耳で、鼻で、舌で、肌で、体で覚えた無いものを、幻覚と呼ぶ。
体中からこれをきれいにすくい取って、頭上に掲げる。
増えて膨らむ無いもの。磨くと光る。
水を入れて薄める。水が揺れて、無いものが揺れる。
頭上の水中に光って揺れる、幻覚。
作家略歴
1970 長野県生まれ
1993 ソウル延世大学 新聞放送学科 卒業
1998 美術を始める

個展
2001 「話さないことを何度も決心した女たち」絵画 
                      カンフンギャラリー/ソウル 
2008 「あつい つめたい」絵画、オブジェ カンフンギャラリー/ソウル 
2013 「愛の詩集」 絵画、映像、オブジェ アートスペース虹/京都
2014 「黒いムグンファ」絵画、映像、インスタレーション 
                      アートスペース虹/京都
2015 「抱擁」 絵画、インスタレーション アートスペース虹/京都        
2916 「幻覚」 絵画のインスタレーション アートスペース虹/京都

グループ展
2001 「赤い糸がある」2人展 椅子のインスタレーション、映像  
                       ランブイエの森/フランス
2008 「ナミコのために」2人展 絵画とオブジェのインスタレーション 
                       ポルスカのアトリエ/パリ
   「私たちの間」絵画、オブジェ パロのアトリエ/パリ   
2012 ルベンギャラリー/ソウル 絵画
   「黒い複数」2人展 絵画、映像、インスタレーション 
            プロモ・アルテ プロジェクト・ギャラリー/東京 

9月20日(火)〜10月2日(日)(月曜休廊)

永沼 理善 展

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「自重力シリーズ」では作品の自重(=重力)を利用したローテクによって、その位置エネルギーを、視覚的に認識できる仕草として表出する作品の制作を試みています。
 作品を構成する機構や構造とその動きは、互いに絶妙な釣り合いの中で連携しています。無駄のない連鎖は形態となり、滑らかな揺らぎとなり、律儀な反復運動となります。歯車やフレームは露出し目視できます。しかし動力源は見当たりません。動力源は作品が存在していることそのものであり、動力はそこに生まれる「自重力」です。この動力の不可視性が生み出す神秘性は生命感を醸します。そして意志を持つかのように、洗練されたぎこちなさと時折みせる軽妙な裏切りによって鑑賞者と呼応します。
 作品がみせる仕草は自然界の片鱗の現れであり、それを見つめることは、私たち自らが存在しているこの場を感じ、私たちを取り巻き連鎖しあうものを見つめることでもあります。そこにこのローテクを用いる必然性があり、その価値があります。鑑賞者と作品と作者と、そしてこれらを取り巻く自然界との心地よい関係を探ることができるのです。
 作品の仕草と呼応し、見えない力をみつめることで、感じることの楽しさ、考えることの面白さが伝われば幸いです。
永沼理善
作家略歴
1967   神戸市生まれ
 1993.3 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了
 1996.3 京都市芸術新人賞 受賞
 1998.10 キリンコンテンポラリーアワード98奨励賞 受賞
 現在 和歌山大学教育学部 教員

個展
 1993.9 INAXギャラリー(東京)
 2004.7-8 トキアートスペース(東京)
 2007.8-9 メタル・アート・ミュージアム 光の谷(千葉)
 2011.9-10 アートスペース虹(京都)
                          他

企画展・選抜展・グループ展 等
 1995.7-9 「アートは楽しい6 機械帝国」/ハラ ミュージアム アーク(群馬)
 2000.6-7 2000 新鋭美術選抜展(以後2002年、2005年)/京都市美術館(京都)
 2003.2  京都府美術工芸新鋭選抜展 2003新しい波(作品買上)/京都府京都文化博物館(京都)
 2010.9-11 BIWAKOビエンナーレ2010 /近江八幡旧市街(滋賀)
 2013.7-8 なつやすみの美術館3 美術の時間 /和歌山県立近代美術館(和歌山)
 2015.3-5 空飛ぶ美術館 /三重県立美術館(三重)
 2015.9-10 ワカヤマサローネ2015 /和歌山市・海南市各所(和歌山)
                                    他
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