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10月の展覧会スケジュール
9月11月
10月1日(火)〜6日(日)
野村 誠 個展
「オルガニック・ベジタブル」Nomura Makoto "Organic Vegetable"

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写真:野村誠「根楽」(2012)/撮影:山本糾/提供:青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)

夜話/YOBANASHI 10月4日(金)19時より、 良恩寺に於いて(画廊から4分)
野村誠 パフォーマンス

アートスペース虹で展示をすることになるとは、思ってもいませんでした。ぼくは、演奏や作曲を中心に活動している音楽家で、ギャラリーではパフォーマンスをすることはあっても、展示をすることは稀で、人生45年目にして、個展は初体験です。アートスペース虹は、学生時代から足を運び、様々な展覧会に出会い、多くの作家さんの声を直に聞かせていただいた場ですが、自分が展示する側でこの空間に関わるとは思っていませんでした。

人生とは何が起こるか分からないものです。熊谷さんからご提案いただき、嬉しさと不安が混在しながらも、こうした機会をいただけることに、本当に感謝しております。
また、熊谷さん宅に40年間眠っていたという足踏みオルガンに出会い、惚れ込んでしまい、オルガンと虹に捧げる展覧会をやろうと意気込み、野菜を育てながら音楽や美術と交差しないかなぁと、試行錯誤をしております。
音が響き、空間が歌う展覧会を、やってみたい、とワクワクしながら準備をしております。会期中に、展覧会場に何度も足を運ぶつもりなので、でオルガンを演奏することもあるでしょう。その場で新しい曲が生まれるかもしれません。インスタレーションも日々変化していくかもしれません。
お寺でのトークと演奏のイベントも予定しております。音楽家の視点で美術をやってみます。是非、足をお運び下さいませ。

野村誠

作家略歴

1968 名古屋生まれ(京都市在住)
1992 京都大学理学部卒業
1994-95 ヨーク大学大学院にて共同作曲の研修(イギリス)
2001-04 京都女子大学児童学科専任講師
2012-   京都造形芸術大学こども芸術学科客員教授

主なグループ展

2012 「肌理と気配」 青森公立大学国際芸術センター青森(青森)
2009 「福岡アジア美術トリエンナーレ」 福岡アジア美術館(福岡)
2005 「横浜トリエンナーレ」 山下ふ頭(横浜)
2001 「Facts of Life」 Hayward Gallery(ロンドン)
2001 「出会い」 東京オペラシティアートギャラリー(東京)
1998 「どないやねん 現代日本の創造力」 国立高等美術学校美術館(パリ)
1993 「OTOMI」 ギャラリーそわか(京都)
1990 「肉コンプレックス」 京都市立芸術大学ギャラリー(京都)

音楽フェスティバル

2013 Festival Musik Tembi(インドネシア)
2011 Yogyakarta Gamelan Festival(インドネシア)
2010 Juice festival(イギリス)
2009 Kontraste Festival(オーストリア)
2003 Groningen Jazz Festival(オランダ)
2000 竹山国際芸術祭 (韓国)

10月8日(火)〜〜20日(日)(月曜休廊)
今村 遼佑 展

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「春の引っ越し」2013 撮影:田邊真理

●「夜話」10月18日(金)19時〜 良恩寺に於いて(画廊から4分)

例えば、部屋の中にいて外の物音を聞いていた感覚や、降り出した雨を眺めた体験など、日常の中の何気ない感覚が、記憶に残ることがある。特別な理由なく自分の中に残った感覚や体験にこそ、人と環境との関わりの中で根源的なものがあるのではないかと考えている。それを、光や音、動きといったごくシンプルな要素に還元することで、個人的な記憶から出発しつつも他者の記憶にも作用することが可能なものとし、人と環境との関係性の在り方を探っている。

作家略歴

1982  京都生まれ
2007 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了
     
個展
2011 「ひるのまをながめる」  (資生堂ギャラリー/東京)
   「ながめるとみつめるのあいだ」(studio90 /京都)
   「…の向こう・その他」 (GALLERY IND./大阪)
2009 「白色と雑音」  (GALLERY301 /兵庫)
   「ノックする。」 (site /東京)
   「 畔を廻る」 (PANTALOON /大阪)

主なグループ展
2013 「HOME PARTY」(みずのき美術館/京都)
2012 「龍野アートプロジェクト2012」(うすくち龍野醤油資料館周辺の醤油蔵等/兵庫)
   「うつせみ」(常懐荘/愛知) 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」(兵庫)
   「モンブラン・ヤングアーティスト・パトロネージ・イン・ジャパン2012」(モンブラン銀座本店/東京)
   「日常の冒険ー日本の若手作家たちー」(500m美術館/北海道)
   「文化の森ギャラリー2012」(みのかも文化の森敷地内野外/岐阜)
   「雨とクオンタイズ」(Anntena Media/京都)
2011 「TAMA VIVANT U 2011 ただいま検索中」(多摩美術大学八王子キャンパスほか/東京)
    「ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR −世界はどこまで知ることができるか?ー」(横浜美術館/神奈川)
    「things on strings」(小山登美夫ギャラリー/東京)
    「わざゼミ」(京都芸術センター/京都)
    「第38回現代美術−茨木2011」(茨木市立生涯学習センター/大阪)
2010 「きょう・せい」 (京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)
   「京都オープンスタジオ2010」 (うんとこスタジオ/京都) 
2009 「京都オープンスタジオ 4つのアトリエ」( 陀里/京都)
   「FIX」(元立誠小学校/京都)
   「It's a small world」(neutron Kyoto/京都)
2008 「 gadget 展」(京都芸術センター/京都)

10月22日(火)〜〜27日(日)
山本知佐展「a daydream -winter tree-」

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冬の木をモチーフに作品をメインに展示予定

繰り返される日常の中で、
なんでもない風景に、
ふと、意識のピントが合う。
すると、
なんでもない風景は突如として、
未知のものに姿を変え、
現実のものなのか、夢の中のものなのか、
わからなくなる。

幼い頃の記憶。
遊んでいる時、目の前の現実が、
ほんとうに現実なのか、あるいは夢なのか、
境界線が、わからなくなるような感覚。

夢から覚めてもまた、夢、
のような現実に目を凝らしつつ、今日も。

作家略歴

979 愛媛県生まれ
2003 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 油画専攻 卒業

個展
2004.9  京都クラブメトロ
2005.5  ニュートロン(文椿ビルヂング一階特設ギャラリー・京都)
2005.12  アンダーパブリック(大阪) 

グループ展
2005.5  同時代ギャラリー(京都)
2006.2  文椿ビルヂングギャラリー(京都)
2006.4  「My own value」(ギャラリーはねうさぎ・京都)
2006.4  「百花繚乱」(BOICE PLANNING・神奈川)
2006.5  「山村祐介+山本知佐」(nico project・東京)
2008.5  若き画家たちからのメッセージ展
        (すどう美術館企画 会場:ギャラリーび〜た・東京)

10月29日(火)〜11月10日(日)月曜休廊
トーマス・シュルツ展 音響的彫刻 (1)「白亜の音」(2)LISTEN TO THE VIEWS

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鋼線/ガラスの音響的彫刻
川崎重工および三菱重工の削岩機が、1989年から1992年までの間、英仏海峡の海底の白亜層(チョーク)を掘り進め、フランスとイギリスを結ぶレール・トンネルとサーヴィス・トンネルを貫通させた。
 
砕かれて流体となった白亜岩が流れる音と、英仏海峡トンネルのパイプラインを貫く圧縮減少の打撃音とが、アートスペース虹での音響彫刻の素材として基調音をなしている。
エトナ山の蝉の鳴き声が端緒を奏で、言語と響きとが音響的なインパルスへと転換する中で、それらはネットキーボードのスピーカーを通して音の集団となる。そこからは砕かれて流体となった白亜岩が流れる音が立ち昇る。
エトナ山の火山灰を踏みしめる足音に混じる蝉の鳴き声は「ニュークリア・シューズ(核の靴)」(ベルリン、1989年)へとつながっていく。
 
注(1) 音響彫刻ではありません。また彫刻というのは空間芸術としての作品という意味です。
(2) ここでいう白亜は白色ではなく白墨の原料である石灰岩の一種を意味しています。
 
ゴム/鋼線/ガラス/白亜(又はチョーク)シュトゥットガルト・クンスト・フェアアイン(シュトゥットガルト芸術協会)、1984年

●11月2日ヴィラ鴨川におけるシンポジウム
レクチャー I & II = インターコネクション ― 彫刻的戦術

作家略歴

1950年 ベルリンに生れる
1977-83年      ベルリン芸術大学彫刻科専攻
1979年以降、鋼線とガラスによる音響彫刻の制作に従事する
1989年 音響と写真によるリサーチプロジェクト「ヨーロッパ彫刻」を英仏海峡トンネルで始める
1993-2006年 ブリュッセルとストラスブールの欧州会議場内、またはその周辺でのリサーチプロジェクトに従事する
2002年 「ハーフェル地方の漁師」の調査を始める
2007 ハーフェル地方の風景をテーマとしたプロジェクトを始める
 
 
グラント
1985年 PS1、ニューヨーク市
1986年 ベタニエン・アーティストハウス、ベルリン
1989年 ベルリン市文化省アート奨励グラント
1995年 クンスト・フォンズ アート奨励グラント
1995年 クンスト・フォンズ プロジェクト助成グラント
1999年 ベルリン市文化省アート奨励グラント
2000年 ヴィラ・セルペンターラ レジデンス
2000年 クンスト・フォンズ 「音響パーラメント」のためのプロジェクト助成グラント
 
1980年代初期から、ドローイング、写真、インスタレーション、パフォーマンスの分野において
国内、および国際的に個展、および企画展、、およびシンポジウムに多数の発表、および参加を続けてきている
1981 “Faced Mirror” – “Im Westen nichts Neues” [“All quiet on the western front”; but literally: “No news in the West”] ルツェルン美術館/ルードウィヒ・コレクション
1982 “First Secret Service Permanent Congress Music” パリ・アートビエンナーレ、現代美術館、パリ
1983 “IM THEATER” ビューロー・ベルリン,  ベルリン
1984 “TRANSATLANTIC TABLEMUSIC” 現代美術館、モントリオール
1985 “CULTUR SHOC BOXES” Clock Tower / PS1 ニューヨーク
1986 “1 hoch Null/Tage zur Ansicht [one to the zeroeth power/days on view] ベタニエン・アートハウス、ベルリン
1987 “The house speaks” Documenta 8, Audiothek カッセル
“SEHSTRECKEN” [Seeing ways], Gallery RUIMTE MORGUEN アントワープ
“RED SQUARE/GREEN FIELDS”, Moltkerei ケルン
1988 “QUIEMS” メルヴェ出版、ベルリン
1989 “CORRESPONDENCES” ベルリーニッシェ・ガレリー、ベルリン
1991 “CORRESPONDENCES” 現代美術館、サン・エティエンヌ
1992 “NOT HERE BUT UNDER THE SEA” NBK ベルリン
1996 “Von Laut bis lautlos” [from sound to soundless] ブランデンブルク・アートコレクション館、コットブス
1997 “Gegenstimmen? Enthaltungen? Ist so beschlossen!” [Nay votes? Abstentions? The motion passes!] 現代美術館ハンブルガー・バーンホフ、ベルリン
1998 "MEGAPHONIE z", ASCII ベルリン
1999 “Contract tendencies” 放送会館、ベルリン
2000 “We come to the votes now” ドナウエッシンゲン現代音楽祭
2001 "European Drawings", Microphony no. VI in the Symposium “Art as a Science, Science as Art” 西洋絵画館、ベルリン
2003 “Schichtweise” [layer by layer] Microphony no. VII, New Masters Gallery ドレスデン
2004 “Sculpture Europe/Top view of future parliament grounds” バルティック海サウンドアートフェスティヴァル、ロストック
"NEWROPEAN", CDR projection ドナウエッシンゲン現代音楽祭
2008 “Expulsion from space”, DVD 出版. HYBRID Verlag ベルリン
“Forged Relative IV” – Baltic Sea Biennial of Sound Art, Heringsdorf Art Pavilion ウーゼドム音楽祭
2009 “The organised promise in the voices of the sole” ブレンナウ・アートホール、 ブランデンブルク
2010 “rau/m/b Die Zentrale wird modernisiert“ Art Gallery ミュンヘン

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