布にロウと染料で模様をほどこし、独自のテキスタイルをつくって空間での表現へと発展させている。私にとって布は大変身近な存在であり、 生活においてなくてはならないものである。普遍的に日常に存在し、誰もが当たり前の様に目にしているが少し違って見える、そんな布の世界を、「clothes room」とし、一種の部屋としてリズミカルに表現する。
光と影 豊かさと貧しさ 情報の氾濫と操作 使い捨て雇用による貧富の差の拡大が世界を覆う時代の中 振れないこと、媚びないこと、見極めること、原点に戻る力を持ち、感性を研ぎ澄まし、考え、学び、動かし、変えることを望みながら作品を生み出し続けていかなければと心に言い聞かせて
今回の個展ではキャンバスに絵の具のほか、フェルトや綿布や毛糸などで カラフルな色とユニークな形の作品を、目と触感で楽しめる空間にして暮らしの中のオアシスになればと考えています。
2003 個展(Gallery マロニエ,京都) 2004 京展(京都市美術館) 個展(アートスペース虹,京都) 2005 芦屋市展(吉原賞) 個展(アートスペース虹, 京都) 2006 個展(番画廊, 大阪) 2007 個展(アートスペース虹,京都) 架空通信百花繚乱展(兵庫県立美術館) 2008 個展(アートスペース虹,京都) 架空通信百花繚乱展(兵庫県立美術館)